富山への旅_サンダーバードと北陸新幹線

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関西から富山へは近そうで遠い。特急サンダーバードで大阪から金沢まで2時間半から3時間弱。さらに北陸新幹線に乗り換えて20分。どんなに短時間でも「乗り換え」が必要なのはどうしても足が鈍るものだ。

ただ、逆にいうとそれだけ人が少なくて観光しやすいとも言える。3月の半ば、天気予報はイマイチだし、立山黒部アルペンルートもまだ開通していない中、初めて富山に向かった。

関西から北陸に向かう場合、電車ならサンダーバード一択になる。京都を出て長いトンネルを抜けると、湖西線の高架を電車は北へ走り抜けていく。向かって右側の席からは琵琶湖がかなり長い時間眺められる。金沢までの間、車窓が一番良い区間はここだと思う。

琵琶湖が見えてきた
北に向かうにつれて雲が厚くなる

敦賀を出て長いトンネルを抜けると、あとは比較的単調な景色が続く。たまに建設中の北陸新幹線が見えるくらいだ。福井や小松付近で高架の上を走り、終着の金沢も高架駅だ。今日は乗り換えるだけだが、それでも人の行き交う量が大阪並みに多い。

実は、湖西線を特急が走っている間、前の電車の遅れでだいぶ遅刻していた。金沢駅の乗り換え口で説明すると、「後続の新幹線の×号車に行ってください」と言われ、新幹線の中で、車掌さんから手製の指定席券(?)をもらった。訳わからずに適当に席に座っているお客さんもいたので、もう少し丁寧に案内できるといいなと感じた。

金沢から富山へはわずか20分弱。途中新高岡の近くからは飛騨の山々や立山連峰を眺めることができた。当然ではあるけれど、まだ新しい北陸新幹線はサンダーバードより早くて快適。富山に行く分には、敦賀まで新幹線が伸びた後の方が良かったかも…と思ってしまった。

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夜街写真家
夜と旅のスナップを中心に撮っています。
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