奈良_室生寺_6

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室生龍穴神社の奥宮まで行ってあまりのパワーに圧倒されていたのだが、当然戻らなければならない。急な階段を登り、人気が全くない道を歩き、奥宮の入口の三叉路まで戻った時点で急に空腹を覚えた。

近くに室生龍穴神社のバス停があるが、まだ1時間以上バスは来ない。行きはワクワクして向かってきた室生寺からの道を、帰りは無心でひたすら歩く。ようやく室生寺の門前町まで戻ってくるが、12時台なのにどこも店が閉まっている。平日だからなのか?ここ数年観光客が来なかったからなのか?理由は分からないが焦燥感が漂う。室生寺の前から室生寺バス停まで歩いて、土産物屋以外で開いている店は来たときに見たおばあちゃんのやっている売店だけだった。

ここしかない、と半ば観念してその店に入る。ラーメンが¥550、名物のよもぎ入り回転焼きは¥100だ。あまり期待してなかったが、雨の中をひたすら歩いてきた自分には温かいラーメンは沁みる味だった。ついつい、缶ビールと回転焼きも頼んでしまった。よもぎ入りの回転焼きも小豆の甘さが控えめでよかった。缶ビールを頼んだら、ついでにピーナッツや飴までおまけにくれたのが嬉しかった。

食べ終わってもすることがなく、しばらくその場でぼーっとする。この日は他にも何ヶ所か訪れる予定だったが、駅まで戻る頃には14:00近くになっていそうだ。どこかは諦めなければいけない。ただ、もうやり切った気分に浸っていた自分は、まぁそんなもんだよな、くらいにしか思わなかった。

紹介し忘れていたが、今回の旅では近鉄の「奈良世界遺産フリーきっぷ」を使った。室生寺や長谷寺、吉野など奈良中部に行くには「奈良・斑鳩・吉野コース」にしないと対象区間に含まれないので注意だ。難波や鶴橋など大阪都心からは、室生寺大野に行くだけでも片道¥1,000以上する。室生寺までのバス代を考えると往復だけでほぼ元がとれる。寺の拝観料が割引にもなるのもありがたい。

室生寺に来るのは初めてだったが、イメージしていた通り、いやそれ以上に雰囲気を持った場所だった。重厚というと少し大袈裟な気もするが、自然の険しさの中でその凛とした美しさや荘厳な雰囲気は一度来てみて感じてみてほしい。土門拳が何度も訪れた、というのも納得した。

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夜街写真家
夜と旅のスナップを中心に撮っています。
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